58歳現場監督、AIと技術士に挑む。Day7——型は整った。でも中身は本物か、確かめた日。

現場監督歴35年以上 レオ 2026年6月21日

Day6で公文式という学習の「型」ができた。でも型に入れる中身——課題・最重要課題・解決策が、本当にA評価の水準にあるのか。この日の後半は、これまで積み上げてきた4つのテーマすべてを、一から検証し直す作業に費やした。

「鉄筋結束ロボット」が間違っていた

最初の検証で、AIが提案していた解決策に問題があると気づいた。担い手不足の解決策として「鉄筋結束ロボットを導入する」としていたが、これは鉄筋工という一つの職種だけの解決策に過ぎない。

今日の気づき 必須科目は建設部門全体への解決策を問う問題だ。一つの工種だけに効く技術を、建設業全体の解決策として書いてしまっていた。修正後:技術の3本柱(施工の自動化・データ連携・施工管理の自動化)を建設業全体で一体的に進める、という形に組み直した。

この気づきは、AIから出てきたものではない。3回の受験で論文を書き続けてきた経験から、「これは範囲が狭すぎる」と直感的にわかった。AIは情報を整理する力は強いが、現場と試験の両方を知る人間の判断には及ばない。

数字を一つずつ洗い直した

この気づきをきっかけに、4つのテーマすべての数字・法令・制度名を検索し直すことにした。結果、いくつもの誤りが見つかった。

テーマ誤っていた内容正しい内容
担い手確保29歳以下の就業者比率「11%」正しくは「約12%」
防災・国土強靭化具体的な施策数の記載なし326施策中114施策が重点、20兆円規模と判明
インフラ老朽化「コスト30%削減」という曖昧な表現「30年間で90兆円の差」という具体的な数字
脱炭素・GX「施工段階CO2を40%削減」この数字自体が誤りで、正しくは2030年度に温室効果ガス46%削減という国全体の目標だった

特に脱炭素のテーマは、3本柱の名称まで間違って覚えていた。曖昧な記憶のまま論文に書いていたら、専門知識を疑われていたかもしれない。

スケジュールにも、ほころびがあった

検証作業の後、年間の学習計画を見直した。ここでも矛盾が見つかった。年明けの時期に、選択科目の暗記・最新情報の確認・受験申込書の準備という3つの作業が、同じ週に重なって積まれていた。

見直し前1月の同じ週に3つの作業が重複。受験申込書の提出日も、別の場所に矛盾した日付が書かれていた。
見直し後メインの学習1つ、サブの確認作業1つという組み合わせに分散。申込書の提出日も1つの日付に統一した。

計画を立てた時点では気づかなかった重なりも、実際に1週間分の作業量として見直すと、無理があることがわかる。これも、眺めているだけでは気づけないことだった。

情報源との付き合い方

勉強法の動画も見ているが、講師によって専門分野が違う。建設部門を専門としない講師の場合、考え方や型は参考になっても、数字や法令は自分で裏を取る必要がある。今日学んだ「検証する習慣」を、そのまま動画の情報にも適用するつもりだ。

【今日決めたこと】動画や書籍で気になる数字・法令を見つけたら、そのまま信じずに公式資料で確認してから論文に使う。これを今後の基本動作にする。

外部模試という選択肢

これまで、自分の論文はAIとのやり取りの中だけで作られてきた。文脈を共有していない第三者が読んだとき、本当に伝わるのか。これを確かめる方法として、外部の模擬試験を受ける計画を立てた。

必須科目の骨格が固まる夏の終わり頃に情報を集め、骨格と選択科目が一通り揃った段階で実際に受験する。今はまだ仮の予定だが、年間計画に組み込んでおいた。

この日、確認できたこと

型と中身、両方を整えて初めて武器になる 公文式という「型」を作ったところで満足していたら、中身の誤りに気づかないまま本番を迎えていたかもしれない。型を作ったら、次は中身を疑う。この往復が、結局のところ一番の近道なのだと思う。 受験まで、まだ時間はある。焦らず、ひとつずつ確かめながら進んでいくつもりだ。

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