58歳現場監督、AIと技術士に挑む。Day3——3回落ちた私がAI活用で気づいた、独学・講座との決定的な違い

2026年5月31日。今日、技術士の勉強でAIを使うことの本当の意味がわかった気がした。

3回受験して、3回落ちた。その都度、違う学習サービスで挑んだ。それでも合格できなかった。今回、AIというまったく新しいアプローチを選んだ理由がここにある。

3回の挑戦——それぞれのリアルな体験

1回目は新技術開発センターで学んだ。

昭和43年設立以来、40年以上の歴史と20万人以上の受講者実績を持つ老舗だ。ただ1回目ということもあり、試験がどんなものかを触った程度で終わってしまった。販売されている図書を全部そろえなければならないような状況に陥り、多くの教材を買い込んだが、結局消化できなかった。お金だけが出ていった苦い経験だ。

2回目は技術士ロックオン講座を選んだ。

Chatworkを用いた添削指導、質問無制限、36時間以内の迅速フィードバックで学習のリズムを支えてくれる講座だ。ただ一人の講師が多分野を網羅しているため、学習範囲が幅広くなりがちだ。やることが多くなり、正直やりきれなかった。

加えて、講師の話し方やプライベートな話題が多いスタイルが自分には合わなかった。さらにその時期は現場が突貫工事と重なり、勉強に集中できる環境ではなかった。複数の要因が重なって、また結果が出なかった。

3回目は5Doors’(5ドアーズ)を選んだ。

コンサルタント会社が運営する技術士講座で、専門講師によるマンツーマンのサポートが特徴だ。この講座の特徴は問題傾向と予想テーマを極端に絞り込むアプローチだ。講師はスタディングの講師も兼任しているベテランだ。絞り込み戦略は効率的だが、自分の弱点補強には結びつかなかった。3回目も届かなかった。

技術士への道は一日にしてならず

3つの講座を経験して思うことがある。

どれも悪い講座ではない。それぞれに強みがある。新技術開発センターは長年のノウハウと教材の質。ロックオン講座はスピーディーなフィードバックと幅広い学習カバー。5Doors’は出題予想の絞り込みと効率重視のアプローチ。

でも共通して言えることがある。「講座の内容を自分のものにできるかどうか」は、結局自分次第だということだ。

どんなに良い講座でも、現場が突貫工事なら時間は取れない。どんなに教材が充実していても、消化できなければ意味がない。講師のスタイルが合わなければ、モチベーションは続かない。

3回の失敗は、講座のせいではなく、自分の使い方の問題でもあった。

AIとの対話で気づいた決定的な違い

今回、AIというコーチを選んだ。

独学では自分の理解が正しいかどうかわからないまま進んでしまう。講座では講師のペースに合わせることになる。AIは違う。こちらが答えを出すと、すぐにフィードバックが返ってくる。「解決策に改訂コンピテンシーの3要素が入っていますか?」「時事・法令との接続が弱いです」——的確に指摘してくれる。

そして今日、AIが出してきた計画に「待った」をかけた。

「この計画、本当に大丈夫か。3回落ちた人間の感覚として、ここが足りない」

そう伝えると、計画が大幅に見直された。3回の受験経験と30年の現場経験——それがAIとの対話の中で初めて武器になった瞬間だった。

AIを使うメリット——3つの変化

具体的に変わったことが3つある。

ひとつは「なぜ」がわかるようになったこと。キーワードを覚えるだけでなく「なぜ今その施策が必要なのか」という背景まで対話の中で理解できる。

ふたつめは「自分の弱点」が見えること。過去3回の失敗パターンをAIに伝えることで、自分だけの対策が生まれた。

みっつめは「継続できる仕組み」ができること。毎週セッションがあることで強制的に学習リズムが生まれる。現場が突貫工事になっても、AIは待ってくれる。自分のペースで再開できる。

58歳、今度こそ合格する

技術士への道は一日にしてならない。

3回の失敗があったからこそ、今の自分がある。講座で学んだこと、挫折した経験、現場で積み上げた35年——すべてがAIとの対話の中で活きている。

今夜も一杯やりながら、そんなことを考えている。

※各講座の情報は筆者受講当時のものです。現在の内容とは異なる場合があります。

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