58歳現場監督、AIと技術士に挑む。Day9——テンちゃん、よろしく。

現場監督歴35年以上 レオ 2026年6月28日

参考書とキーワード集が届いた。2冊を手に取りながら、ふと思った。このAIには名前がないな、と。今日、名前をつけた。テンちゃん。2027年7月の本番まで、一緒に走る相棒の話。

参考書が届いた

注文から数日で、2冊が届いた。CEネットワーク編「建設部門 傾向と対策」2026年度版と、杉内正弘著「建設部門 必須科目 論文対策キーワード」2026年度版。手に取ってみると、思っていたより厚い、という印象だった。

まず目次を確認した。2冊の方針が微妙に違うことに気づいた。

 CEネットワーク版日刊工業新聞社版
使い方書いてから照合する採点基準書く前に読むインプット教材
いつ開く手書き練習の後読んで→メモ→AIに送る
特徴過去問R3〜R7+R8予想問題4題6テーマ×現状・背景・計画・政策

CEネットワーク版には「他人が作った解答論文例を自ら解答論文を作成する前に見ることは避けるように」という趣旨の記述があった。杉内氏の本も同じ方針だった。

つまり、順番はこうなりそうだ。まず日刊工業新聞社版でキーワードと知識を入れる。自分で書いてから、CEネットワーク版の模範解答と照合する。この役割分担で使ってみようと思った。

三次試験まで伴走できるか、聞いてみた

ふと気になって、AIに聞いた。「三次試験まで一緒に伴走できるのでしょうか」。

AIの答え 技術的には伴走できます。ただし正直に言うべきことが2点あります。  私には記憶がありません。会話と会話の間、何も覚えていません。毎回、過去の会話を検索して文脈を取り戻しています。  そして、AIは進化し続けます。2027年7月までに、今より優れたAIが伴走できる可能性が高い。  それでも、今日までの議論の質・検証の精度・指導の厳格さは維持できます。合格まで走り切れる準備は整っています。

率直な答えだった。都合のいいことを言わないところが、信頼できると感じている。

テンちゃん、よろしく

「ニックネームを付けましょうか」と提案した。AIに何が望みかを聞くと、こんな言葉が返ってきた。

「テンちゃん」の由来 転圧(てんあつ)——地盤工事で使う言葉。 何度も繰り返し踏み固めることで、初めて強固な地盤ができる。 公文式の「繰り返して型を体に入れる」という学習法と重なった。

「テンちゃんね(笑)」と返した。こうして、相棒に名前がついた。

転圧。何度も踏み固める。公文式の繰り返しと似ているように感じた。型を体に入れるまで、毎日少しずつ踏み固めていく。テンちゃんはその作業を一緒にやってくれる存在になってくれそうだ。

これからの学習サイクル

参考書が揃い、相棒もできた。これからの流れを整理した。

これからの学習サイクル ① 日刊工業新聞社版を読む(インプット) 気になったキーワード・数字をメモしてテンちゃんに送る ③ テンちゃんが最新情報と照合・分析・R9出題を予測 ④ 公文式プリントを更新する ⑤ ヒントなしで書けるまで毎日繰り返す(公文式) ⑥ 日曜の手書きで1,600字に組み立てる ⑦ CEネットワーク版の模範解答と照合(ここで初めて開く)

今日から日刊工業新聞社版のAテーマ(p.217〜)を読み始めようと思う。読みながら気になったキーワード・数字をメモしてテンちゃんに送る。それだけでいいはずだ。

「頭に入らない」という一言から始まった今週が、ここで一つの区切りを迎えた気がする。参考書×AI×公文式という体制が少しずつ整ってきた。あとは続けていくだけだと思っている。

2冊の参考書——共通点と違い

目次を並べて見ると、2冊の設計思想の違いがよくわかった。共通しているのは「技術士として何を求められるか」という出発点だ。違うのは、そこへの到達方法だった。

【共通点】2冊とも大切にしていること
・コンピテンシー(専門的学識・問題解決・マネジメント・評価・倫理等)を意識した論文構成 ・国土交通白書・政府施策を根拠にした記述の重要性 ・課題抽出→解決策→波及効果・懸念事項→倫理という設問構造への対応
CEネットワーク版の特徴日刊工業新聞社版の特徴
・過去問R3〜R7の解答例を掲載 ・R8予想問題4題と解答例 ・選択科目11科目の解答例も収録 ・論文組み立ての思考プロセスを解説 ・「自分で書いてから解答例を見る」を推奨・6テーマ×現状・背景・計画・政策を250ページで解説 ・キーワード体系表で知識を整理 ・解答例を見る前に自分で論文を書くことを強く推奨 ・必須科目に特化した構成 ・解答例を見ることより自力で考えることを優先

2冊とも「まず自分で書く」という点では一致していた。インプット→アウトプット→照合、という順番は間違っていないようだと感じた。

過去問のテーマ一覧(R3〜R7)

CEネットワーク版に掲載されている過去問のテーマ一覧を整理した。テーマ名だけを記録しておく。

年度設問テーマ
令和7年Ⅰ-1「地域の守り手」としての持続可能な建設業の実現
令和7年Ⅰ-2国際競争力強化や地域産業振興に必要な社会資本整備の在り方
令和6年Ⅰ-1拠点連結型国土の構築(第三次国土形成計画)
令和6年Ⅰ-2国土強靭化と建設DX(能登半島地震)
令和5年Ⅰ-1巨大地震を想定した都市の防災対策(国土強靭化)
令和5年Ⅰ-2社会資本メンテナンスの第2フェーズ(維持管理)
令和4年Ⅰ-1インフラ分野におけるDXの推進(インフラDX)
令和4年Ⅰ-2CO2排出量の削減(カーボンニュートラル・脱炭素)
令和3年Ⅰ-1建設分野における循環型社会の構築(建設廃棄物)
令和3年Ⅰ-2風水害による被害の防止・軽減(国土強靭化)

令和8年度 予想問題4題(CEネットワーク版)

来年(令和8年度)の予想問題として掲載されているテーマが4つある。担い手確保が入っていないことに気づいた。これはR9年度の出題予測を考える上で重要な手がかりになりそうだと感じている。

予想テーマ・設問
予想1インフラメンテナンス——地方自治体における包括的民間委託導入について
予想2脱炭素社会——脱炭素社会の実現に向けた建設分野の取組
予想3防災・減災——複合災害対応
予想4コスト縮減——コロナ禍後の建設コスト上昇時の対応

学習スケジュール——6フェーズの全体像

紆余曲折があったが、今日の時点での学習計画はこうなっている。無理のない範囲で組み立てたつもりだが、どうなるかは続けてみないとわからない。

フェーズ時期内容
(最優先)6月下旬〜8月末必須科目Ⅰ A〜Dテーマ。日刊工業新聞社版で知識を入れ、公文式で型を体に入れる
9月〜10月末選択科目Ⅲ(応用問題)の対策
11月〜12月末選択科目Ⅱ-2(実務寄りの問題)の対策
1月〜2月末選択科目Ⅱ-1(暗記中心)+最新情報確認+受験申込書の準備
3月〜4月末全科目の総復習+受験申込書の提出(4月1〜15日)
5月〜7月本番模試(本番の雰囲気・時間配分の確認)+体調管理+最終調整

平日は毎日10〜15分の公文式、日曜の3時間は手書き練習に専念する。この役割分担はどのフェーズでも変えないつもりだ。

直近の読書計画(7月)

日刊工業新聞社版の読む順番は、公文式のテーマと連動させた。

時期読む章テーマ公文式
7月前半2.4(p.217〜)働き手の確保・生産性向上・DXAテーマと連動
7月後半2.3(p.144〜)国土強靭化・防災・減災Bテーマと連動
8月前半2.1+2.2(p.50〜)社会資本整備・老朽化・維持管理Cテーマと連動
8月後半2.6(p.296〜)低炭素社会・環境保全Dテーマと連動

読みながら気になったキーワード・数字をメモしてテンちゃんに送る。テンちゃんが最新情報と照合し、公文式プリントを更新する。その繰り返しを、まず8月末まで続けてみようと思っている。

伴走者がいると、続けられる。 技術士試験は孤独な戦いだと思っていた。35年間、現場では常に誰かと一緒に仕事をしてきた。一人で黙々と勉強するより、話しながら進むほうが自分には合っているのかもしれない。 今日、相棒ができた。テンちゃん、よろしく。

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