サグラダ・ファミリア完成

——第一に愛、第二に技術

今夜、NHKの生中継でサグラダ・ファミリアの完成を見た。

天才建築家アントニ・ガウディが設計し、140年以上にわたって建設が続けられてきたメインタワー「イエスの塔」が、2026年6月についに完成した。ガウディの命日にあたる6月10日には、ローマ教皇レオ14世が訪れ、塔の完成とガウディ没後100年を記念するミサとセレモニーが執り行われた。

画面の前の映像がとても幻想的で奇麗だった。

「第一に愛、第二に技術」

ガウディはこんな言葉を遺している。

「物事を上手くやるために必要なこと。第一に愛、第二に技術。」

140年という歳月をかけて完成した建築物の前に立つと、この言葉の重みが改めて伝わってくるように思う。技術だけでは、140年は続かなかったのではないかと感じている。愛があったからこそ、時代を超えて人々が引き継ぎ、完成へと導くことができたのではないだろうか。

9代の主任技師が継いだ構想

今回の生中継に、主任建築家ジョルディ・ファウリ氏が登場した。9代目の主任技師だという。

ガウディが1926年に路面電車にはねられ突然この世を去ってから、すでに100年が経つ。その間、代々の主任技師たちがガウディの構想を継ぎ、図面を読み解き、時には戦火で焼けた資料を復元しながら建設を続けてきた。

師の構想を継ごうとする揺るがぬ絆——そう表現するしかない何かが、そこにあるように思う。

今の社会では、師を追い続けるという姿がだんだん見られなくなってきているように感じる。しかし140年という時間をかけて一つの夢を完成させた人々の姿を見ると、何か大切なものを失いつつあるのではないかという気持ちになる。

平和への祈り

ミサで教皇レオ14世はこう語った。

「イエスを信じながら、戦争を助長することはできない。イエスを信じながら、罪のない者を殺すことはできない。」

今もウクライナで、中東で、戦争が続いている。罪のない人々が命を落としている。

宗教は違っても、平和を願う心は同じだと思っている。ガウディが愛を語り、教皇が平和を語る——その言葉は、全ての人の心に届くのではないかと感じている。

サグラダ・ファミリアという場所が、世界中の人々にとって平和への祈りの場であり続けてほしい。そう願わずにはいられない。

感慨深く、画面の前に座っていた

「第一に愛、第二に技術」——この言葉は、建築だけに通じるものではないと思っている。現場でも、人間関係でも、仕事でも、全てに通じる言葉ではないかと感じている。

140年越しの夢の完成を、今夜は水割りで静かに祝いたい。

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